乱聴
今日こんなものを聴いた。
ミンガス/ジョニ・ミッチェル(レンタル)
MingusMingus
(1990/10/25)
Joni Mitchell

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ロックばかが聴いても、これはちょっと…

ジョニ・ミッチェルは長い間、私には「むずかしい」という印象があって、どうも分からないアーティストの一人であったのだが、ここ最近ツタヤで何枚か彼女の代表的なアルバムを借りることができたので、じっくりと聴いてみることにした。
そして聴いてみて、だいぶ彼女の音楽の素晴らしさが理解できてきたような気がしている。

私はレンタルレコードという仕組み自体に反対で、この仕組みというものは私が愛する音楽をばかにしたものだとつねづね思っているので、レンタルレコード店というものも大嫌いなのだが、今回のように今まで聴いたことのなかったアーティストに初めて触れる機会を得られる場になるという意味ではOKなのかもしれない。

彼女の最大の代表作である「Blue」はすでに私は持っていてすごく好きで聴いているのだが、今回聴いてみて特によかったのは「コート・アンド・スパーク」と「逃避行」。
どちらのアルバムもほんとうにアーティスティックで美しくて、深い。
その独特のリズム、ギター、ヴォーカル、すべてが絶妙のバランスで成り立っていて、それがすごく耳に心地よいのだ。
この2枚もおそらく私は購入することになると思う。

もともとフォークシンガーとしてスタートしたジョニだが、発表したアルバムの中には時折ほとんどジャズ・ヴォーカルと言えるような曲が数曲入っていて、それらの曲にはきらっと光るものがあって、また素晴らしかった。

がしかし、あくまで私はフォーク、ロックのヴォーカリストとしてのジョニが好きだったので、今回のこのアルバムのように全編すべての曲がジャズになってしまうと、これはちょっとつらいものがあった。

ジャズ好きにとってはいいアルバムなのかもしれないが、私のようなロック好きが聴くには、このアルバムはきびしい。

このアルバム、ハービー・ハンコック、ジャコ・パストリアスを始めとしてすごい名うてのジャズ・ミュージシャンが参加していて演奏自体はすごいのかもしれないが、残念ながらロック好きというのは、こういう音にどうも反応しない。

演奏がうま過ぎたり、メロディーが複雑過ぎたり、音がよ過ぎたり(?)、声がよ過ぎたりして、ロック特有の「粗野さ」とか「雑っぽさ」とか「汚なさ」とか「うるささ」とか「よたった感じ」とか、そんなチンピラみたいな不良みたいなそんなものが無いと、ロック好きには無理なのだ。

そういう自分の個人的な観点から観ると、このアルバムは、ここまで来てしまっているかあ、という感じで、ちょっと付いていけないものがあるのだ。

テーマ:女性アーティスト - ジャンル:音楽

コート・アンド・スパーク/ジョニ・ミッチェル(レンタル)
コート・アンド・スパークコート・アンド・スパーク
(1997/11/25)
ジョニ・ミッチェル

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ジョニ・ミッチェル。この人もなかなか一筋縄ではいかない人で、とにかくミュージシャン仲間で評価がものすごく高い人だから言ってみれば玄人(くろうと)好みのアーティストといっていいのかもしれない。

私も彼女の歌を聴こうと思ったのは、プリンスがインタビューの中でたびたびジョニ・ミッチェルの名前を挙げていたことがきっかけで、いろいろツタヤで借りて聴いてみようと思ったのだ。

始めに聴いたのが彼女の代表作、というかロック史に残る名作とも評されているアルバム「Blue」。
このアルバムが素晴らしかった。
私はあまりに素晴らしいと思ったので、すぐにツタヤに返しに行き、CDを買ってきた。
そして、プリンスの愛聴盤の「Hissing Of Summer Lawns」、これも「Blue」ほどではないけど面白かった。
ポール・サイモンなんかよりずっと前にこんなアフリカンな音をやっていたとは。

そして、この「コート・アンド・スパーク」も、気持ちよかったですね。
どの曲が特にいい、とかいうのではなく、全体に部屋に流していると気持ちいい音楽、というかそんな音だ。
それもそのはずで、バックのメンバーがすごい。クルセダーズのウィルトン・フェルダーやジョー・サンプルらとにかく腕効きの連中が揃っている。

・ジョニ・ミッチェルのアルバム(HMV)
・ジョニ・ミッチェルのプロフィール(HMV)

テーマ:女性アーティスト - ジャンル:音楽