乱聴
今日こんなものを聴いた。
「ロウ」デヴィッド・ボウイ
LowLow
(1999/09/28)
David Bowie

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デヴィッド・ボウイは自分にとって長い間、謎のアーティストだった。

このアルバムを発表したくらいの頃に彼は日本に来日し、コンサートを行っている。
その模様は日本のテレビ(たしかNHKの「ヤングミュージックショー」だったか)でも放映がされた。
私はその頃まだそれほど洋楽にのめりこんでいた時期ではなかったのだが、デヴィッド・ボウイという名前くらいは知っていて、興味を持ってその番組をしっかりと観たのを憶えている。

そして、その映像を観て、すごく失望したことも憶えている。
当時の自分にとって、彼の音楽、曲、ステージ、ヴォーカル、スタイル、とにかくすべてが理解不能のシロモノであった。

曲はどの曲ものれない感じの曲ばかりだし、ヴォーカルもなんだか声が低くて気持ち悪い。
顔もすきっ歯で、とてもかっこいいとは思えなかった。

そんな自分であったが、今この2008年にこのアルバムのひとつひとつの曲を聴くと、なんとも面白く感じるのだ。

1曲目からいきなりインストゥルメンタルだし、アルバムの後半もほとんど歌なし。
その構成にも驚かされるが、特にヴォーカル付きの曲の数々は今聴いても、どれもほんとにスゴイ曲ばかり。

どの曲も、斬新でユニークで、新しくて、かっこよくて、しかも変てこ。

R&BとかR&Rとかソウルとかカントリーとか、そういった今までにあった音楽の要素が、このボウイの数曲からは容易に見つけだすことが出来ないような摩訶不思議な曲ばかりだ。

アルバムでは初期の「ジギー・スターダスト」が有名なボウイだが、ほんとうに作曲の面でスゴ味を増してゆくのは、このアルバムあたりからではないだろうか。

テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

ヤング・アメリカンズ/デヴィッド・ボウイ(レンタル)
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(2007/02/07)
デヴィッド・ボウイ

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ひっかかるなあ、この人

最近、ツタヤで立て続けにデヴィッド・ボウイのアルバムを借りてきている。

私はほとんどレンタル店を利用してCDを借りることはしない。
ほんとうに気に入ったCDは買わずにはいられないし、アーティストに対してもしっかりと金額を届けたいと思うからだ。
買ったらいいか買わない方がいいか、どうしても迷った場合だけツタヤを使うのだ。

デヴィッド・ボウイは、かなりの量の洋楽を聴いてきた私にとっても、今だになかなか超えられない困難な山のようなアーティストで、彼の音楽がいいのか悪いのか、まだよく分からないのだ。
つまり彼のCDの購入には、もう何十年も私は迷い続けているというわけだ。

多くの人が絶賛している「ジギー・スターダスト」はそんなにスゴいアルバムなのか?ビッグ・セールスを記録した「レッツ・ダンス」以降のボウイはほんとうにダメになったのか?
最新作の「リアリティ」はほんとうにボウイの完全復活作なのか?

ただ、彼の作品はどれもこれも「普通ではないもの」ばかりであることは確かで、それらをどう評価するのかは、なかなか難しい。
時代も流れているし、ボウイ自身も常に変化をしているから。

このアルバムもグラムロック時代が終わった後にボウイが創り出した「プラスティックソウル」と呼ばれる摩訶不思議なソウルミュージックのアルバムで、これがいいのか悪いのかと聴かれると、単純にこの音楽を「イイ」とか「よくない」とか答えるのは不可能なシロモノだ。

黒人がやるソウルみたいに、リズミカルだったりパワフルだったりしないし、かといってそれが悪いわけでもなくて、この独特の「ひっかかり具合」が面白いと言えば面白い。

う〜ん、これはいったい何だ?と思わせるところがボウイという人なのだろう。きっと。

・デヴィッド・ボウイのアルバム(HMV)
・デヴィッド・ボウイのバイオグラフィー(HMV)

テーマ:男性アーティスト - ジャンル:音楽

「best of bowie」デヴィッド・ボウイ
デヴィッド・ボウイという人は、自分にとっては、ずいぶん長い間、理解しようと思ってもなかなか理解ができないアーティストだった。
とにかくローリング・ストーンズやビートルズと肩を並べるほどのビッグネームとは聞いていたが、私が洋楽を聴き始めた1978年頃からずいぶん長い間、このアーティストの良さが分からないできてしまった。

1983年に大ヒットを記録した「レッツ・ダンス」でなんとなく少し分かった気もしたが、この曲だけでは、そんなにスゴイ人だとは、まだ感じることはできなかった。

しかし、初めて彼のヒット曲を集めた「THE SINGLE COLLECTION」(2枚組)やこのアルバム「best of bowie」のようなヒット曲集を聴いた時に、私はようやくボウイのスゴさに目覚めた。

ボウイはかなり色々なタイプの曲を書く作家で、とてもヒットチャートには乗りそうにないような曲も多い。
だから、こういった聴きやすいヒット曲ばかりを集めたアルバムを聴くというのも、彼の音楽を理解するには正しい選択なのかもしれない。

このアルバムの曲はどれも非常にバラエティに富んでいて、個性的で面白い。
70年代という時代にこれだけ刺激的で独創的な曲を歌っていたというところがボウイのすごいところだ。
つまり、よく聞く表現だが、デヴィッド・ボウイの音楽というのはやっぱり時代の一歩先をいっていたのだ。

テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽